MRの引継ぎではDrの治療方針や話題などは引継ぐべきではない|当てにならないよ!

雑記

担当交代の引継ぎ時にどんな情報を後任に伝えるべきか。そんな話です。

医療従事者との面会方法は当然として、あとは何を引継ぎますかね。面会方法だけ引継げばいい?確かに、後任が気に食わないならそれもありですが(なしです!)、できれば自分が去った後にも感謝されるような引継ぎをしたいものです。

MRの引継ぎで重要なこと3選

MRの引継ぎで重要なこと①「面会ルール」
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MRの引継ぎの中でも特に重要な項目ですね。これがないと話になりません。

面会方法がルール化されているにもかかわらず引継ぎされていなくて、ルール違反で出禁食らったり機嫌を損ねたりってことはよく耳にします。

ただルールに縛られるのもよくないですけどね。ルールだからといって毎週決まった時間にだけ訪問していたのが、実は他の方法でも面会できるということは往々にしてあるものです。

基本を押さえつつも、少しずつできることを増やしていくことが大事ですよね。

MRの引継ぎで重要なこと②「連絡手段」
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緊急の用事だったり、特別なお知らせだったり、MRは何かと医療従事者に連絡をとらなければ行けないことがありますよね。

例えば病院なら、施設の代表から直接つないでもらうのか、秘書さんを通してなのか、あるいは携帯の番号を教えてもらっておくのか。

クリニックなら、緊急時は訪問の方がいいのか、電話の方がいいのか。

なににせよ、今の時代メールアドレスは全くあてになりません。医療従事者のメールボックスにはMRからの迷惑メールばりのお便りが何十通も届いているのですから。

最近だとLINEやFacebookのメッセージといったSNSを活用しているMRもいますよね。

何か用事がある時に、繋がれる手段をしっかりと後任に伝えておくべきでしょう。

MRの引継ぎで重要なこと③「人間関係」
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医局がどこかくらいは調べればすぐに分かりますが、例えば大学時代部活が一緒だったとか、昔同じ病院に勤めていただとか、あるいは他のメーカーの研究会で一緒に世話人をやっているだとか。

こういった医療従事者同士の人間関係を引継ぐことはとても大事です。

しかも良好な方の人間関係ではなく、悪い方の人間関係の方がより大事です。一緒にしては行けない、話題に出すのもNGなんてことが意外にもたくさんありますからね。

特に無理やり医療従事者に依頼して企画組むことがあるようなら、地雷を踏まないようにしっかりと引継ぎをしておく必要があります。

あまり重要視しないこと3選

あまり重要視しないこと①「処方傾向や治療方針」
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自分が聞き取った内容など当てになりません。人は自分の都合のいいように他人の話をねじ曲げてしまうものです。

ある程度「このように聞いている」程度であればいいですが、それだってあくまでも参考程度と認識しておくべきでしょう。処方傾向や治療方針など、聞く人が違えば内容も変わってきますし。

特にこういった深いディスカッションが必要な事項については、後任が改めて聞くくらいの気持ちで望んでもらいたいものです。

あまり重要視しないこと②「性格」
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「このDrは軽い性格だから」「この先生はしっかりと話を聞いてくれる性格」そんな引継ぎやってませんか?

それは性格ではなくて、その人に対する態度です。そしてそれは相対する人が変われば変わるものです。だから引継いだ後、後任が1対1で話すようになってから判断するべきことと思うのです。

逆に「こういう性格だから」と引継いでしまうと、その先入観ばかり先に立って、もっと重要なこと(例えば「こっちのことに気づいて欲しい」「もう話を切り上げたい」といった先生の発しているサインなど)を見逃してしまうことにもつながります。

ただし、明らかに逆鱗になるようなワードや所作などだけは、ちゃんと引継がなければだめでしょうけれど。

あまり重要視しないこと③「話題」
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「かつてこの話題で盛り上がった」などの情報はほとんど不要かと。盛り上がった話などその時の気分で大きく変わりますし、相対する相手によっても変わります。

前任が子どもの話で盛り上ったからって、後任のMRも同じ話題で盛り上がれるとは限らないのです。

そりゃ、長年の付き合いのあるMRと、いきなり現れて担当ですとのたまうMR、同じ話題が通じる可能性の方が低いんじゃないですかね。

そういうのは後任と相手の相性を考えながら新しく作っていくものだと思います。

主観が入る内容はあまり引継ぐべきではない‥‥当てにならない

引継ぐべきではない事項として、処方傾向や治療方針、性格、話題を上げました。これらはどれも主観が入ってしまうものばかりです。

早い話、前任だから通じた内容と言えるでしょう。後任にとってその情報が役に立つとは限りません。

有益な場合もあります。でも過信は禁物です。

前任はその辺気を付けて引継ぐべきですし、後任はこれらを意識して情報を収集するようにすると、今までよりもちょっとよい結果を出すことが出来るかもしれません。

引継ぎが多い時期には是非とも意識してみてください。

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