コントラクトMRは任期満了の半年前が1番落ち着かない

雑記

9月は人事異動の季節。転勤やリストラなど浮き足立っているMRも多いですね。

ちなみにコントラクトMRはだいたい任期満了の半年前くらいの時期が1番落ち着かないものです。

プロジェクトを延長するか、終了して新しい道を選ぶか、決断を迫られるからです。

自分にある程度選択権があるので、迷いなく決めている場合はたいしたことないでしょうが、逆に自分に選択権があるからこそ迷ってしまうということもありますね。

ということで、今回はコントラクトMRの任期満了半年前のお話です。

プロジェクトを延長するか変更するか、半年以上前から打診される

https://pixabay.com/

プロジェクトごとに任期が決まっています。通常2〜3年が平均的ですが、短いと1年くらいのところもあるようです。

で、残り半年というところでマネージャーから打診が来るわけです。延長するか、変更するか。それから派遣されているメーカーにそのまま入社するか。

9月末で任期満了ならば、3月くらいには打診されます。

プロジェクト延長

派遣先のメーカーがコントラクトMRの延長を許容している場合、派遣先の営業所でそこそこの評価を得ていれば延長の話が来ます。

マネージャーとしては1番推してくる選択肢です。延長してくれることが1番お金になりますからね。

コントラクトMRとしても、今の環境に満足しているなら特に迷うことはないでしょう。新しいプロジェクトに行くとなれば新しく勉強をし直さなければいけませんし、新たに人間関係を構築するのも大変です。

転勤が嫌だからプロジェクトをひたすら延長し続ける、という人もよく見かけます。

プロジェクト変更

派遣先営業所での評価が悪かった、派遣先メーカーの人員計画の都合コントラクトを減らす方針となった、トラブルがあって引き上げとなった。

様々な理由からプロジェクトが変更になることがあります。

自ら希望してプロジェクト変更を申し出ることもあります。

派遣先営業所が嫌だ、地元に帰りたい、新しいことに挑戦したい、人間関係をリセットしたいなど。

理由は様々な。そんな時はプロジェクト変更になります。

派遣されているメーカーに入社

メーカーとしても、MRを中途で採用するよりも、コントラクトを雇って2〜3年様子を見てからオファーをかける方がよほどリスクが少ないですよね。

ひと昔前は、異業種から製薬メーカーに入るためにコントラクトMRになる、という人も多かったようです(今はどうだか知りませんが‥‥こんなリストラばかりで、あまりメーカーに魅力を感じないのですが、どうなんでしょ)。

ただ、たいてい給与も手当も福利厚生も、コントラクトよりもメーカーの方がよいことが多いですから。そう考えると、コントラクトMRからなんとしてでもメーカーに入りたい!という人もまだまだいるのかもしれませんね。

ただし派遣先でとても高い評価を得ていなければ実現しない、狭き門ではあるでしょう。特に今のこの時代は。

引き留められたり、誘われたり‥‥1ヶ月くらいは落ち着かない

https://pixabay.com/

今後について打診を受けて、延長を選択すればマネージャーとしては安泰です。ホッと胸を撫で下ろし、ニコニコして言うわけです。「これからもよろしくね!」と。

けれどもここでプロジェクト変更や派遣先メーカーへの入社を選択すると、マネージャーとしても止めにくるわけです。

最悪、プロジェクト変更ならまだいいでしょう。それがメーカーへ入社となると、コントラクト会社としては稼ぎを1つ失うことになりますからね。

 今のままもう少しプロジェクトに入ればきっと昇給するとか、後進を育てて欲しいとか。

 あるいは、メーカーはリストラのリスクがあるぞとか、転勤で遠くまで飛ばされるぞとか。

‥‥反論したいことはたくさんありますが、ここでは割愛。

こんな攻防が繰り広げられたりするわけです。

派遣先の上長からもお誘いが

この時期、派遣先営業所の所長などからよく飲みに誘われるんですね。「お前、もちろんうちに入社するだろ?」と。

いやしませんけど。

とも言えず。

検討中です〜とか言って奢ってもらいます。

所長だけでなく、所長の右腕的な人からも別個で誘われて、給与とか賞与についてとかいろいろと教えてくれたります。

ですが所長にしろ先輩にしろ、邪険にするわけにもいきません。その時点でまだ半年任期が残っているのですから。

実際に結構迷います。コントラクトは基本的にメーカーMRに比べて給与は安いですし、福利厚生も充実していません。お金の話や将来の話を持ち出されると、心がぐらついてしまうこともあるのです。

特にその派遣先でうまくやれている場合は特に、ですね。

またコントラクトMR本人はコントラクトのままでいいと思っていても、その奥さんなどが「早くメーカーに就職してほしい」と言っている家も多いです。派遣という呼ばれ方も、なんとなく根無し草なイメージにつながっていますよね。

コントラクトMRを勧誘したいメーカーの方は、その辺りつつくといいかもしれませんよ。

最終的に確定するのは任期満了の3〜4ヶ月前

9月末任期満了だと、だいたいGW明けくらいにはある程度方針をはっきりさせなければいけなくなります。決断の時、ですね。

何を重要視するのかよくよく考えないと。自分の将来を左右する大事な選択ですから、家族ともよく話し合わなければいけません。

定期的に人間関係をリセットしたくなる

https://pixabay.com/

さて、ここで私個人の話ですが。

私は、割と、定期的に人間関係をリセットしたいと思っている人です。

同じ人とずっと付き合いが続くことに疲れてしまうのです。もともとあまり人間関係が得意ではないのかもしれませんね。

人間関係リセット症候群なんて言葉も聞かれますが、まあそういうやつなんでしょうかね。自分がそれに当てはまるかどうかについてはそこまで興味はないですけど。

おかげで、昔からずっと続いている友人というのは基本いません。小学校、中学校、高校はもちろんのこと、大学の友人ともすっかり切れてしまって久しいです。

なお、コントラクトMRになる前も3回くらい転職しています。もともとブラック企業をハシゴしていたということもありますが、1〜3年くらいでコロコロと職を変えていて、その頃の同僚や先輩後輩とも一切連絡を取っていません。

つまり何を言いたいかというと。

自分にはこのコントラクトMRという仕事がとても性に合っているな、ということです。

キャリアを失わずに、いろいろな仕事を転々とできるのですから。

なのでマネージャーに何を言われようと、派遣先の所長に美味しいお肉を奢られようと、そうそう心がぐらつくことはありません。

‥‥いえ、実はちょっとぐらつきました。でもやっぱり、どっかに飛んで行きたい願望はそう簡単に押し殺せないようです。

まあメーカー入社を選ばなかった理由は他にもあるんですけど、ここでは割愛。

まとめ

コントラクトMRは任期満了の半年前くらいが1番落ち着かないものです。なにせ自分の今後の身の振りを決める重要な時期なのですから。

9月に任期満了のコントラクトMRは、今年の3月頃は特に落ち着かなかったでしょうね。なにせCOVID19で、MRの存在価値が揺らいでいた頃なわけですから(今もそうかもしれませんけど‥‥今の比じゃなかったですよね)。

ところでこの時期任期満了のコントラクトMRさん、みんな次のプロジェクト(派遣先)、決まったんですかね。決まるといいですね。

そんな話。

タイトルとURLをコピーしました